



1969年に創業以来、神奈川県藤沢市に拠点を置く印刷会社・東湘印版株式会社の社名変更に伴うVI計画。
VIの中心となるシンボルマークは、「紙の上の一滴のインキ」と「包み込むように広がる相模湾」という、二つの情景を重ね合わせてデザインしています。一滴のインキは、印刷の原点であると同時に、人と人、技術と想いがしっかりと定着する様子を象徴し、相模湾の弧を描くやわらかな曲線は、地域に根ざしながら世界へと広がっていく姿を重ねました。旧社名時代の東湘印版として培ってきた技術や文化、そしてその時間の積み重ねを受け継ぎながら、TOP Factoryの「人とのつながりを大切にしながら未来へ広がっていく」という思いがこのシンボルに託されています。
ロゴタイプはシンプルな印象のマークとは対照的に、個性的でリズムのある造形で構成しました。縦長のプロポーションは印刷機が並ぶ立ち姿を、曲線のラインは加工機械のフォルムを取り入れています。簡潔なマークと個性的なロゴが組み合わさることで生まれる独自性は、ものづくりへの好奇心と探究心、創造する楽しさを大切にするTOP Factoryの姿勢を表すようにデザインしたものです。
2025
AD: Takasuke Onishi
D: Yuki Sugimoto
CL: TOP Factory